2011/10/12

Vuzix製のHMD「Wrap920VR」をOpenGLで動かしてみた

VuzixのHMDである「Wrap920VR」を手に入れる機会がありましたので、いろいろ触ってみたり、プログラミングで動かしてみたりしてみました。

HMD(ヘッドマウントディスプレイ)とはなにかといいますと、メガネ型のディスプレイで目の前を覆い、映像を楽しむような映像表示装置です。最近だとSonyさんがHD画質HMDを発表してたりしてますね。小さいディスプレイ、小さい設置環境で大きな表示を楽しめるのが特徴です。

で、今回使ってみたのがこれ
さきほどのソニーさんのものと比べると映像は(おそらく)落ちるとは思うのですが、特徴として、加速度センサー・ジャイロセンサー・地磁気センサーを搭載していることが挙げられます。つまり、頭がどちらを向いているかヘッドトラッキングすることができる…という訳です。

ということで簡単にレビュー開始

まず、外観はこんな感じ
HMDディスプレイ

こちらがトラッキングする装置

実際かけてみると、確かに見えるもののちょっと表示が小さいという印象を受けました。それと、下の部分が普通に空いてますので、下からそとの風景が見えるのがマイナスポイントかな…表示装置としては期待しないほうがいいです。

さて、今回はこのHMDに映像を表示してみましょうという話です。
しかしながら、こちらのディスプレイ、パソコンからは普通のディスプレイとして扱われます…。
ですが、プログラムから表示するならば、やはりHMD用に表示させないと、様々な環境に対応できないので、今回は以前紹介したプログラミングでミラーモードに変える方法を使い表示を行なってみました。

つまり、、、

  1. HMDを持つなら画面モードをミラーモードに
  2. OpenGLで3D映像を表示
  3. 終了時に画面モード拡張モードに戻す。
という工程になります。
なぜ、わざわざ拡張モードに戻すかといいますと、Windowsの仕様上ミラーモードでは小さいほうの解像度(HMDなら1024×768)に合わされてしまうからです。つまりメインディスプレイの解像度が勝手に変えられてしまう!
それだとまずいので、拡張モードに戻してあげれば、勝手に適切な解像度に戻してくれます。これで問題解決!

次回サンプルプログラムを書きます!(投げた)

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